キューバ友好協会の機関紙に掲載された私の便り
”サンチャゴ・デ・クーバからハバナ” 機関紙2011年秋
送付されてくる「機関紙」はとても充実した内容で、勉強になって、読ませて頂いています。この7月も10日ほど、サンチャゴ・デ・クーバへ行ってきました。昨年はカーニバルに、今年は”フィエスタ・デ・カリベ(カリブ海のお祭り)”を
楽しんできました。
カリブ海や南米の国からアーティストが集まり、朝から夜中まで、音楽とダンス三昧です。
アフリカやカリブ海のリズムが弾け、サンチャゲーロスの熱気に街は燃えていました。
アルゼンチンの青少年フォルクロリコのグループとホテルが一緒で、素晴らしい彼らのステージを追っかけで観たり、マテ茶をご馳走になったりと、すっかりお仲間に入れていただきました。
行った事もない国の人たちと、言葉が同じ、お喋りできる、なんと素敵なことでしょう。
サンチャゴの街には、新しいレストランやカフェが出来ていました。
カーニバルなどフィエスタのメイン通り、GARZONには、美味しいシーフードのレストランが3軒、それもMN(モネダナショナル、キューバ人の通貨)で、エアコン付きでした(MNの店にはエアコンは無いのが普通ですが)。
ロブスターや海老料理、鯛のモンテトーロ、シーフード御飯など、安くて美味しくて、連日通ってしまいました。
ホテル・ラス・アメリカスから徒歩3分くらいの”REINA”、
坂の上の”NEPTUNO”、いずれもサービスも良く、お奨めのレストランです。
交通手段もかなり良くなりました。ハバナで人気のRUTERO(大型タクシー)が、サンチャゴでも登場しました。近距離3ペソからで、ハバナ(5ペソ)より安いです。
そして、フィデルの誕生日8月13日を含むこの週、
ハバナではカーニバルが始まりました。
ハバナ湾から打ち上げられた花火、マレコン通りを、煌びやかなカロッサ(山車)と艶やかな踊り子たち、コンガのリズム♪♪♪
ハバネーロスもまた、熱い夏を謳歌しています。
またキューバ暮らしを楽しんでいます
〜機関紙317号2012年2月
3ヵ月半ぶりにキューバに戻りました。
温かくてのんびりゆったり、またキューバ暮らしを楽しんでいます。
庭には、バナナやグアバ、パッションフルーツが実り、ブーゲンビリアやハイビスカスなどの花が咲き乱れ、これが冬とは結構な冬です。
昨年は心配されたハリケーンも無くて、穏やかなキューバです。
とても寒かった日本から来ると、ここは文字通り”天国”ですネ。
ハバナの街は大変な活気に溢れています。新しいお店、露天商がいっぱいで、平日の昼間から人々が買い物に散歩にと、ごったがえしています。
週末などは夜も遅くまで、人々は眠らないかのように、街に、マレコン通りにあふれています。
観光客も増えて、カピトリオやパルケセントラル(中央公園)の周辺などは、歩きづらいほどの混雑です。
私の住むアラマールにも、新しいパラダール(個人営業レストラン)が増えて、また、料金も高くなって、経済が上がっているようです。
昨年からのいろいろな改革で、住居やエアコンなど電気製品の売買が自由化され、また、商店の品物も増えて、生活の中に経済の位置が大きく占めてきているようです。
それでも、キューバの自然は相変わらず美しく、家の近くの海は綺麗に透き通って、先日は若者が泳いでいました。
周辺では馬や山羊が放牧されて、長閑に草を食んでいます。この美しい自然こそが、キューバの宝だと思います。
一昨日の夜、ホセ・マルティ生誕記念の”松明行進”があり、学生と若者でハバナ大学前の道は圧倒されました。最後尾に就いて私も歩きました。
久しぶりに「インターナショナル」を歌いながらの嬉しい行進でした。
今日、共産党の大会がラウールのスピーチで閉幕しました。
出席代議員総立ちの「インターナショナル」歌唱が見事でした。
日本ではもう「インター」を聴くことも歌うことも無くなってしまいましたが、
ここキューバではメーデーでも毎年歌います。
大声で「インター」を歌えるキューバが、やっぱり大好きです。
キューバ“独立と革命の偉蹟”を巡る旅
機関紙320号2012年5月
ハバナからサンタクラーラ、シエンフエゴス、トリニダ、カマグエイ、バヤモ、ビラン、そしてサンチャゴ・デ・クーバという旅のご案内をしてきました。
知り合いからの依頼で、ほとんど同じ行程を3回も繰り返しました。
博物館など最初は、私は身分証明書を提示してMN(キューバ・ペソ)で支払いましたが(観光客はCUC払いです)、2回目以降は、
「あら、また来たの?」なんて言われ、
「貴女はガイドだから無料よ」と、文字通りの顔パスでした。
そしてほとんどの博物館の人たちと仲良しになりました。キューバですね。
1日400キロも車で移動するなど、なかなかきついスケジュールでしたが、
改めて、“キューバ独立の歴史”や“キューバ革命”を学び直し、
現場を訪ねますと、これまでよりいっそう感銘深く、“キューバを語る”醍醐味を味わいました。
お客様は3組とも、世界中を旅していらっしゃる旅のベテランさん揃いでしたが、
「キューバの歴史や”革命”に、深く感動しました」
「世界が報道しないキューバを知ることが出来て、とてもよかった」
「チェ・ゲバラしかよく知らなかったけれどフィデル・カストロの人間の素晴らしさ、奥深さに感動しています」
「フィデルってカッコイイですね、男の中の男、って感じ」
「貴女の語りがまた素晴らしい!キューバへの想いが伝わってきました」
「ぜひまたキューバへ来たいです。今度は一点集中でキューバを愉しみたい」
という声を頂き、みなさんが、キューバへのリピートを望んで帰られました。
中には、「貴女に出会えただけでも、キューバまで来た甲斐がありました」などという嬉しい評価も戴きました。
旅は、なんといっても人との出会いですね♪
そして何より、キューバが、私たちを温かく包み、熱く連帯させるのでしょう。
キューバのダンスと音楽〜日本で
機関紙321号2012年6月
ESPECTACULO ESPECIAL
“QUE CHEVERE CUBANO”
スペシャルショー“素晴らしきキューバ人”
♪CUBA,BAILE y MUSICA♪
(キューバのダンスと音楽)
大そうなタイトルだなあ、と思いながら高輪白金区民ホールへ。
いや〜、在日キューバ人アーティストが、集まったこと集まったこと。
こんなに日本にいらしたのですね、キューバ人アーティスト。
しかもキューバにとどまらず、カリブ海のも、今キューバで大人気のリズムも取り入れての音楽。こんなに盛りだくさんとは!素晴らしい!
サービス満点のステージでした。
開演の30分も前からロビーがごった返すほどの集まりよう。
派手なコステュームに身を包んだお嬢さん?もいっぱいで、キューバファンの「参加型コンサート」バッチリ。
久しぶりのキューバ人友だちたち&キューバファン、友たちと交歓。
ここに来ればみんなに会える*^^*
通路まで埋まって会場いっぱいの観客に、アーティストたちも力の入った演奏!
サンチャゴ・デ・クーバのカーニバルでお馴染みの“ルンバ”
〜「男と女の恋の駆け引き」を、アフリカンリズムが煽り立てる♪エロチックな踊り♪
客席通路から現れた、キューバの日常生活をそのまま再現した、
「街頭物売り」の登場。
これも、サンチャゴ・デ・クーバのカーニバル博物館などで演じられている出し物。
売ってるものが“箒”とか“果物”。「もう残り一つだよ〜」という呼び声も、
キューバの日常そのまま。
演奏は、私の大好きな“マンボ”。
往年のキューバファンを唸らせる ♪マンボNO.5♪
“cha-cha-chaチャチャチャ”♪ケ・リーコ・チャチャチャ♪んん〜美味しいチャチャチャ♪
もうじっと座ってられなくて立ち上がってしまった♪
通路のお嬢さん方も踊ってる♪♪
サルサにルエダ、演奏とダンスが続き、休憩を挟んで始まった第二部は
“レゲトン”
これも大好きー!
今キューバ中で大人気のレゲトン。
(しかしー日本人はこのリズムに乗らないなあ〜ポルケ?)
創作ダンスもご披露され、高鳴るパーカッションにトランペット、素晴らしい歌声、会場は熱気ムンムン。
ラスト、知らないもの同士が誘い合い、ステージへ踊り出たクーバ・ロコ(熱狂的キューバファン)。そこにも懐かしいキューバ友がいっぱい!
互いにベシートしあって再会を祝しながら踊る♪
踊った♪踊った♪踊った〜♪♪♪
久々、汗ビッチョリ〜…熱いよ〜〜
いいなあキューバ。
誰かが「ビバ!クーバ!(キューバ万歳!)」って叫んでる。
名残惜しんで会場を出る。まさかこのまま帰らないよね、と思ったら、
キューバ友好協会の仲間が待っていた。14名で2次会へ。
この愉しい仲間が、いいんだよね〜
主催して下さったキューバ大使館さん、ありがとう♪♪♪
☆キューバ友好協会では、
パーカッションなどを学べる”音楽教室”
入門から中級までの”スペイン語教室”
初心者も踊れる”サルサ教室”などを、格安料金でやっています。
キューバ人との交流も楽しいでしょう♪♪♪