キューバ暮らし > ラテンの風邪はキツーイのだ


◆”ラテンの風邪はキツーイのだ
でも、イイコトあるよ”

スペイン語の勉強が面白くて、毎晩深夜まで。
張り切り過ぎたのでしょうか、ついにダウン。
モーレツな風邪をひき込んでしまいました。

喉・頭の激痛、全身の倦怠感、力が抜けてふらふら、グラグラ、。
マッチョなヴィールス野郎が、脳味噌に入りこんでサルサを踊っている、、、
アフリカンビートに乗って、頭蓋骨を叩きまくっている、、、

ベッドから起き上がれない私に、
「ホームドクターが来てくれるよ。
いま、患者さんがいっぱいだから後で来るって」と、彼が。

ここでは、
ホームドクターが、ZONA(ソナ、住宅地区)に付き、3〜4人いて、
診療所が、各地域にあり(医師は家を提供されて、住まいと診療所に)
そして地区(東ハバナなど)毎に、総合病院があります。

(「ホームドクター」なら、きっとおじいさんかな)
なんの根拠もないのだけれど、自然に私はそう思っていました。

看護婦さんを伴って現れたのは、
胸にラメの刺繍が入った真っ赤なTシャツに黒のパンツ、
睫の長い、大きな黒い瞳と、鼻筋の通った色白の美人。それも若い!

「え?せんせい!?」
なんかわたしは間抜けな声を出したようです。
はっきりした眼差しが、ベッドに転がっている私を見下ろしています。

頭はどのように痛いのか、連続的か、どこが一番痛いか、
お腹は大丈夫か、胸は苦しくないか、
脚や腰、関節は痛むのか、
熱は何度? 咳は?
いつからこんな症状があるのか、などなど、、、

実にゆっくりと、一つ一つ確認するように聞きます。
(このやりとりは、全部彼の通訳付き、残念ながら)
丁寧に聴診器をあて、ぽんぽん、とするのは、日本と同じです。

お腹をやさしーく探って、腕を両方とも点検、血圧を測って、
「発疹などは出ていないですね、ただの風邪でしょう」と言ったらしい。

薬を彼に指定して、(患者の方で薬局に買いに行く。診察代は無料)
私に向かって「お大事に」というようなことを言って見た眼が、優しく微笑んでいた。
(ん〜。なんか・いいな〜。)


(2003年9月14日)



今日もご縁を頂いてありがとうございました。
!VAYA CON DIOS!
あなたに幸あれ♪


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